2013年6月22日土曜日

ハリー・ポッター展 / 森アーツセンターギャラリー

ハリー・ポッター展が森アーツセンターギャラリーで開催されるというので内覧会に行ってきた。


私は、ハリー・ポッターとはほぼ無縁の世代(そういう枠組みがあるのかどうかは不明だが……)に属するのだが、原作が大ベストセラー、映画も大ヒット連発という作品なので、すべてではないが本も読んでいるし、映画も見ている(映画はテレビで放映されたときに見るだけなんだけどね)。

評価はちょっと微妙で、エンターテインメント作品としてはいいとは思うが、子ども向けのファンタジー作品としてはどうかな、といったところである。

そのハリー・ポッターの展覧会というのはどんな構成なのかと興味を覚えたため、のこのこ出かけてみた。

結論としては、ハリー・ポッターファンの子供やマニアの皆さんとその関係者(たとえば親とか彼氏や彼女の類)にとっては、文句無しに楽しめる内容である。夏休みに小学生位のハリー・ポッターファンの子供を連れて行ったら、お父さんの株が上がることは間違いなしという感じかな。

で、それ以外の人たちにとってはどうなのかというと、まぁ、それなりである。基本的には映画の撮影に使用した衣裳や大道具、小道具が豊富に展示されているので、それに価値を見いだせる人なら行けば楽しいし、反対ならつまらない。

しかし、行く人には楽しんでいただきたいので、(ハリー・ポッター展に)行こうと考えている方向けに三つほど注意点を述べておきたい。まず第一点目は、親子、カップルなどの少人数の集団で行った方がいいということ。通常私は、展覧会には一人で行った方がいいんじゃないの、という考えだが、この展覧会はあきらかに、複数で見に行った方が楽しめる類の展覧会である(たまにそういう展覧会もある)。周囲にいるならハリー・ポッターに詳しい人と一緒なら、なおよろしいと思う。

第二の注意点は、展覧会に行く前にハリー・ポッター・シリーズの映画を見ておいた方がいいということ。特に一度も映画を見たことがないという人は必ず見ておくべきである。見たことがあるという人も、復習のために見直してから展覧会へ行くことをお勧めする。まぁ、展覧会のためにシリーズすべてを見るのはたいへんだろうから、1、2本でいいとは思う(もちろん全部見たほうがいいことはいいが……)。そうすれば、より展覧会を楽しめること請け合いである。

第三の注意点は、焦って先へ先へと進まないということ。展示物の数は多いのだが、テーマごとにまとめて展示されている(悪く言うとゴチャっていう感じ)。そのため、ざっと眺めるだけで先へ先へと急ぐと、あっけなく見終わってしまう可能性がある。それではもの足りなさを感じてしまうかもしれない。だから焦らずにゆっくりひとつひとつ楽しみながら進むことをお勧めする。特に子どもを連れたお父さんお母さんは要注意である。

ハリー・ポッター展 公式サイト

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